トルマリン冷却療法とは
トルマリン鉱石を使った「トルマリン冷却療法」について、まとめました。
トルマリンホットパックの中身は、熱伝導率の高いトルマリン鉱石100%です。温めるだけでなく、冷凍庫で冷やして使うことも可能です。水分を含まない乾式タイプの冷却療法なので、肌にやさしく、深部の熱をじんわりととります。凍傷のリスクも少なく、患部に繰り返し使用することができます。
※写真は冷却イメージの青い「トルマリンクール」のカバーを使用しております。
なぜトルマリンなのか
トルマリンは地球上で唯一電気を発する「電気石」と呼ばれています。発する微弱電流は人体 を適正化する生体電流と同じ0.06ミリアンペアです。冷却したトルマリンは高い熱伝導率で 深部の熱を吸収します。トルマリンの特性を活かした冷却により疼痛緩和と早期回復を促します。
トルマリン冷却方法の特徴
冷凍庫で冷やせる ビニール袋に入れて冷凍庫で冷やすことができます。
凍傷の心配なし 水分を含まない乾式タイプなので皮膚を傷めません。
装着が簡単。 服の上でもOK!冷凍庫から出して患部に当てるだけ。時間も短縮。
腕や足にピッタリフィット 細かい粒子なので、患部に密着します。
肌にやさしく深部の熱を取る 痛みがないので連続して使用できます。
トルマリンクールと氷のうによる冷却比較実験
氷のうによるアイシングと、トルマリンホットパックによる乾式タイプの冷却療法の相違点を実験してみました。
実験レポートはこちらをご覧ください。
トルマリンクールの基本的な使い方
1.冷凍庫への保存
付属のチャック付きビニール袋に入れて使用してください。
※冷凍庫では最低2時間以上の冷却をお願いします。
※ご使用の際には、ビニール袋から取り出してお使いください
2.患部への装着
トルマリンクールは乾式タイプなので衣服の上からでも使用できます。肌に使用する際は、薄いハンカチや綿素材のカバーを当ててご使用ください。冷却したい部位が大きな時は、パックを2枚重ねにするか、患部全体を包むようにして使うとより効果的です。
3.固定と圧迫
腫脹や発赤が著しい場合は、トルマリンクールに圧迫を加えて固定するとより効果的です。幅の広いベルトやバンテージを使用すると、トルマリンの熱放出を防ぐことができます。
留意点
ケガの急性期には「RICE処置」を基本としてください。
Rest:安静 Ice:冷却 Compression:圧迫 Elevation:拳上
冷却温度
一般的な冷凍庫の温度はマイナス18℃前後です。トルマリン鉱石自体もマイナス15℃前後になりますが、乾式の冷却パック表面はマイナス3℃前後になります。患部に当ててしばらくすると0℃以上になります。
冷却時間
トルマリンクールによる冷却は10~15分程度を目安にしてください。冷感による痛みや疼痛がなければパックを変えて繰り返し冷却してください。但し「強い冷感、灼熱感、疼痛、感覚消失」を感じた時は直ちに使用を中止してください。
トルマリン冷却療法の種類
使用方法
冷凍庫で最低2時間は冷やして下さい。素肌に薄いハンカチを当てて10cm幅のサポーターで巻くとさらに効果的です。
トルマリンクール<冷罨法が必要な患者様に>
価格 | 13,420円(本体12,200円+税1,220円) |
サイズ | タテ16cm × ヨコ20cm |
重さ | 800g |
仕様 | 2つ仕切り、カバー脱着可能タイプ。外カバー洗濯可。ずっしりとした重みで、患部にフィット。 |
トルマリンクール用 替えカバー<ホットパックをクール用に変更できます>
価格 | 1,628円(本体1,480円+税148円) |
サイズ | タテ16cm × ヨコ20cm |
仕様 | トルマリンベーシック用カバー。ホットパックベーシックをお持ちの方は、こちらのカバーに入れ替えていただくだけで、トルマリンクールとしてご利用いただけます。 |
トルマリンによる冷却の考え方
トルマリンによる冷却療法は、冷たいものを患部に当てて「冷やす」のではなく、熱伝導率の高いトルマリン鉱石を使って熱を移動させて患部の「熱を取る」という考え方の冷却法です。氷のうに比べて冷たさは感じませんが、外気温度が体温よりも低い条件では、パックがぬるくなったあとも熱を吸収し続けます。もちろん凍傷の心配もありません。肌に痛みがなければ新しいパックで連続して冷却できる点もトルマリンクールの利点です。
冷却療法において大切なこと
トルマリン鉱石は非常に「熱伝導率」の高い物質で、患部の熱を素早く吸収します。熱放出も強いため、冷えたパックが温くなるのも早いのですが、継続して熱を吸収し続けます。冷却療法において大切なことは、冷却パックの温度がいかに低いかではなく、患部の熱をいかに下げられるかだと考えます。
「熱伝導率」とは
熱移動を表す係数です。値が大きいほど移動する熱量が大きく、熱が伝わりやすくなります。水の熱伝導率0.6に対して鉄は90.9。最高はダイヤモンドの1000~2000です。トルマリン鉱石は鉄分が多く、硬度はダイヤモンド10に近い7.5です。トルマリン鉱石は鉄やダイヤモンドに近い物質で、水よりはるかに高い熱伝導率で患部の熱を吸収します。
(小笠原素材研究所様の実験資料を参照しております)