主に「血管痛」の時に使っています。
患者様に当ててしばらくは温度がほぼ一定にキープできるので、やけどの心配がなく安心して使っています。
名古屋市立大学病院 外来化学療法室
看護部 足立珠美様
【ご購入商品】
ウォーマーM×1台、トルマリンホットパック(腕用×12個、肩腰用2個)
名古屋市立大学病院様は、都市圏の中核医療機関として、高度先進・先端医療を提供し、市民の健康と福祉の増進に取り組まれています。トルマリンホットパックを導入された看護部の足立珠美様にお話しを伺いました。
─── トルマリンホットパックを知ったきっかけについてお聞かせください。
今まで他の製品で、ジェル状のものを水をはった容器に製品を入れて電子レンジで温めて使っていました。温度のムラが出やすく、患者さんの「低温やけどのリスクがあったので」、低温やけどを起こしにくい製品を探していて、トルマリンを知ったという経緯です。
─── ご購入する際の決め手は何ですか?
低温やけどを起こしにくいというのが決め手になりました。ホームページに温度変化のグラフなどがあって、このホットパックが高温になりにくいことを知り、より安全に患者さん使えると思いました。
─── 現場では、主にどんな時にお使いですか?
薬剤によっては血管痛をおこすものがあり、痛みを緩和するための温罨法として使っています。この場合、温めることで血管が拡張して痛みが緩和するので使っています。
【写真:血管痛対策のための使用患者様】
・・・腕の下にホットパックを置いている
⇒「熱くはなかった。暖かくて気持ちがいい」
「ホットパックの上に腕をのせると安定感があった。腕の下でも十分温かい」
─── 腕の下にお使いのようですが、何か理由があるのでしょうか?
肘の下においても腕全体が温まって、安定感があるので使っています。点滴中は圧迫してしまう恐れがあるので腕の下に敷かせてもらっています。
─── ほかには、どのように活用されていますか?
血管がわかりづらい方へ血管確保の時に使用しています。 血管が細い方などは、温めると血管拡張して血管確保を行いやすくなります。慢性疼痛のある患者様にも使ったりしています。
─── 患者様の反応はいかがですか?
気持ちがいいという反応が多かったです。あと「痛みがなくて楽だった」という声も聞きます。個人差はありますが、使用感としては良い反応が得られていると思います。
【写真:足の筋肉のつりと冷えの訴えのあった患者様】
⇒「ぽかぽかとして気持ちいい。我が家にもほしい」
(温め始めると入眠していた)
─── 現場でお使いいただいた看護師さんの感想もお聞かせください。
こちらのホットパックの場合、患者様に使用して1時間ほどは低温やけどを起こしにくい皮膚温度をほぼキープできるため、やけどの心配がなく安心して使っています。 ホットパックの温度は、約1時間で下がってしまいますが、湯煎の必要がなくすぐに交換できるので、患者様をお待たせせず、業務も円滑に回っています。 デモ機を使ってみて好評でしたので、当初の予定より少し数多く購入しました。
─── 価格はいかがでしたか?
価格はちょっと(高めだと思ったので)、二の足を踏みました(笑)。担当の医師にも相談して、まずはデモ機をお借りして、患者様に安全に使用できることを確認したうえで、購入に踏み切りました。
─── 他にお使いになったメリットはございますか?
いいなと思ったのは、患者様をお待たせする時間が短縮できることでした。今までは、温めたものを発泡スチロールのケースに入れて保管していましたが、冷めた時もう一度はじめと同様の工程で温めなおす必要がありました。トルマリンの場合は保温庫に入れておけば、いつでも温度が一定で、すぐに使うことができるので、とても助かっています。
また、スタッフの動線と言うか作業効率が上がりました。 今までは、水をはった容器に製品を入れて電子レンジで温めているので、水気を取って袋に入れる作業がありました。 今は保温庫から出して不織布で包むだけなので、作業効率が上がりました。
─── 作業時間はどれくらい違いますか?
前だと温め直しもあり2~3分かかっていましたが、今は数秒で出来るようになりました。
─── ご要望、ご意見はございますか?
新型コロナ感染症など、衛生面の心配もあるので、替えのカバーがもっとあるといいなと思います。エタノール消毒が有効な素材だとさらにいいと思います。あと、もうちょっとお値段がお手頃だと(笑)、他の部署でも使えると思います。