トルマリン鉱石について
トルマリンホットパックに100%使用されているトルマリン鉱石について、まとめました。
温熱療法になぜ宝石にも使われる高価なトルマリン鉱石を使うのでしょうか?他に類を見ないトルマリン鉱石の様々な特性について見てみましょう。
注目されたキッカケは医療費の削減
日本人として初めてブラジルの鉱山を開発した永井竜造氏がトルマリンの潜在力に着目しました。ブラジルの14鉱山のうち、トルマリンを産出する2つの鉱山だけ、そこで働く人の医療費が他の6分の1であったことからトルマリンと健康の因果関係に気付き、科学的な測定と研究を始めたことでトルマリンが注目されるようになりました。
*参考資料:ダイヤモンド社刊 永井竜造著「トルマリンが環境革命を起こす」
トルマリンは「電気石」
トルマリン鉱石の正式名称は「電気石」で、英語の学名は「schorl」と言います。トルマリン化学組成:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4 トルマリンは極性結晶体(プラス電極とマイナス電極を持つ)とも呼ばれ、放射率と伝導率がともに高い珍しい特性を持っています。そのため熱を効率よく移動させるのです。温めたトルマリン鉱石はからだの深部にまで熱を速やかに移動させることができます。熱が移動したトルマリン鉱石の温度は下がりますが、体の中はポカポカに温まります。
トルマリンの特性が発見された経緯
1880年、ノーベル物理学賞を受賞したピエール・キュリーはトルマリンの結晶に外部から熱や圧を加えると電荷が生じることを発見しました。熱を加えて生じる電荷を「ピロ電気(焦電子)」、圧を加えて生じる電荷を「ピエゾ電気(圧電気)」と命名されました。トルマリンは地球上の鉱物の中で唯一自ら電気を帯びる鉱石として「電気石」と呼ばれています。トルマリン原石の数が多いほど電極も多くなります。
人間と同じ微弱電流をもつトルマリン
1990年、研究者の久保田哲治郎氏によりトルマリン結晶の両端にプラス極とマイナス極が恒常的に発生し、両極間に電位差が生じることが検証されました。トルマリンの両極を誘電線で結ぶと微弱電流が流れ続けていることが証明されたのです。この微弱電流は生体電流と同じ0.06ミリアンペアで、人体に最も適している電流とされています。トルマリンの熱エネルギーは、赤外線放射率92.72%であり、遠赤外線の波長も人間の熱エネルギーと等しい4~14ミクロンです。
トルマリン鉱石の安全性について
トルマリンって安全なの?
トルマリン鉱石は、化粧品メーカーの原材料やベッドメーカーの寝具にも使用されています。人体に対しても無害ですが食品ではありません。もちろん、トルマリン鉱石を適温に温めて人体に当てることも安全です。
※電気石(トルマリン)は厚生労働省の食品衛生法に規定する既存添加物名簿(平成8年4月16日厚生省告示第120号)に記載されています。
トルマリンホットパック品質へのこだわり
「体に当てるものだから安心して使いたい」との思いから、ホットパックに使用するトルマリン鉱石は品質にこだわりました。天然鉱石100%実現のために質の高いブラックトルマリンをブラジルから直輸入。温熱治療に適した大きさに粉砕し、加工した粒子を検品した後にパック詰めしています。2017年からは品質管理された一般医療機器として販売を開始しました。医療の現場はもとより治療院や介護施設、ご家庭でも安心してお使いいただけます。